[2頁目]「女性」を知りたきゃ、角田光代

『対岸の彼女』角田光代

私の性別は「男性♂」である。
それゆえに「女性♀」を理解することは難しい。


人と対話をして理解すること、SNSの声を聞くこともできるが、
「角田光代作品」を読むことが「女性」を知る最高の手段だと考える。

私は角田光代氏が大好きである。
人生で初めて本で泣いたのは中学生の時。


『八日目の蝉』という本であった。
誘拐する「母」、誘拐犯に育てられた「娘」。


母にも、娘にもなることはできないが、
「これらの人間の気持ち、複雑な心を内包している。それが人間で、その人たちと共生するのが社会」と思った。それ以来、異性の気持ちを知りたい時のバイブルは、角田光代氏である。


最近「ジェンダー」という言葉をよく聞ことはあるが、
もっと些細なところから知らなければならぬ。と感じている。

子供を背負い、買い物袋を両手に抱えた主婦の苦労、悲喜交々を知らずして「何がジェンダーだ」。
そんなこんなで今回は『対岸の彼女』を読もうと思う。